要約
- 英語など細かい文字の書籍を外で読むのであれば8インチ推奨
- 8インチで買うならZenPad 3, iPad mini, MediaPad
導入
主に電子書籍を読むために、初めてタブレットの購入をしました。購入したのはASUSのZenPad 3 8.0 (Z581KL)です。投資家として、情報網や分析力も重要ながらそもそも情報を読み込む効率を上げたく、タブレットを購入しました。
今回のタブレット購入にあたり、ある種の設備投資であるので、他機種との調査を行った上で購入判断を行いました。この記事ではどういった経緯で購入判断に至ったかを紹介します。
そこまでタブレット自体の種類は多くないものの、いっぺんに比較できなかったことから、使用目的から画面サイズ、画素数を絞り、そこで候補に残ったものを比較してZenPad 3 8.0の購入に至りました。
”タブレット”という商品群から買うべき商品の選び方
私がまずタブレットを購入するにあたり、その商品の種類や大きさに驚きました。ラップトップと類似し、商品によって画面サイズが大きく異なります。そのため、購買者として商品を選ぶ際には以下のフローに従って商品を選定するのがよいと思います。
上記の表には入れていませんが、ゲームを行うのがメインの場合、処理能力が重要でしょう。
主な使用目的
私のタブレットの主な使用目的は専門書又はレポート、論文を移動時間に読むことです。
私は13型の軽量ラップトップとXperia Z5 (5.2インチ)を所有していて、これらを使って上記の書籍を外で読んでいました。しかし、ラップトップでは空いているか、座っていなければ使用できません。また、Xperiaでも画面がさすがに小さく、書籍をズームして細かく動かしながらしか、これらの本を読むことができず不便感がありました。つまり、情報量が不足していました。
特に専門書だと前後に行き来することが多く、1ページを1画面で表示できる必要がありました。
画面サイズと画素数の候補
上の使用目的から、まずは画面サイズと画素数を決定しました。
画面サイズ(8インチが候補になる)
この使用目的だと、7,8,10インチのいずれかがまず候補として上がりました。そして、電気屋に行き実機を触ると10インチは大きすぎることから、7か8インチに候補が絞られました。
私の場合、専門書籍では本の大きさがA5より大きく、英文で文字の細かい書籍も読むことから7インチでは一部ズームなしでは耐えられないことから画面サイズは8インチに決定しました。参考までに補足すると、私のように英文の大型書を読まず、日本語の専門書であれば、7インチでも耐えれたと思います。
画素数(1900×1200以上が候補になる)
また、続いて画素数ですが、8インチだと文字がくっきり見えるのは 1920x1200以上と実機を見てわかりました。
というのも、8インチでは1280x800が多々あり、これでは文字がぼやけてしまうのです。最新機種は画素数が上がっているため、なくなっていくでしょうが、安くても1280x800の機種は読書には向きません。
その他の検討事項
主に絞り込んだのは上の2つの要素でしたが、それ以外にもあった条件が以下のものでした。
- 重さ...300g前後。あまり重すぎても持つのが辛くなるため。
- 通信タイプ...基本的にネットを使う予定がないことからキャリア版のタブレットではなく、SIMフリーもしくはwifi版を探しました。
簡易スクリーニングに残った候補
以上のスクリーニングから残った機種は以下の5種類でした。
- ASUS ZenPad 3 8.0 (旧機種ASUS ZenPad S 8.0)
- iPad mini 4 (旧機種iPad mini 2, iPad mini 3)
- NEC LaVie Tab S
- Huawei MediaPad M2 8.0
- Acer Predator 8 GT-810
以下がそれぞれのスペック表です。
※iPad mini 4 の128GBは予算オーバーのため除外してます
更なるスクリーニング
そして、残った候補から更にスクリーニングを行いました。
値段からのスクリーニング
それぞれの商品の価格(単位:円)は概ね以下のようでした。
※2016年10月中旬概ねの実勢価格
スペックを見比べるとAcerは高い一方、重かったり、スペック上見劣りするとして候補から除外しました。
実機テストによる更なるスクリーニング
次に、電気屋で実際に本を読もうとすることで、フリーズが起こりにくいかを調べました。
特に気になっていたのはNECのLaVie Tab Sです。口コミサイトのレビューでも挙動不審の報告があったのですが、実際に本(約4MB)を読もうとするとページ送りでフリーズしてしまい、LaVie Tab Sは候補から除外しました。
最終候補の長所/懸念点
従って、最終的な候補は以下の3つに絞られました。
- エイスース 7.9型タブレットパソコン ZenPad 3 8.0 SIMフリーモデル (ブラック)ASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4
- iPad mini 32GB Wi-Fiモデル ブラック&スレート MD529J/A
- ファーウェイジャパン MediaPad M2 8.0 GOLD Wi-Fi専用 M2-801w
まず、私が考えていた3機種の長所と懸念点について紹介したいと思います。
Zen Pad 3 8.0
長所
- ディスプレイ...解像度が高いこともあり、iPadに負けじとディスプレイが綺麗でした。また、4:3ディスプレイで本を読むのに適しています。また、画面が強くカバー無しで使っていますが傷はありません。
- 処理能力...4GBと一番メモリが多く、6コアSnapdragon 1.8Ghzと処理速度も速いです。
- USB... UBS 3.0対応で転送も早い
- SDカード対応...容量を足せるので安心です。
懸念点
- 口コミでのASUSとのトラブル...旧機種では初期不良があったりなどトラブルがあったみたいです。→店頭購入することによって回避
- グレアディスプレイ...良くも悪くも光沢ディスプレイなので日の光がある外では使いづらいのと指紋が目立ちます。
結論
消去法でこれを買っています。しかし、実際に使って満足しています。注意点としてはUSB Type-Cを使っているため、従来のUSBケーブルは使えません。ちなみに大したものではありませんが、初期不良があったため、あっさり交換となりました。
iPad mini
長所
-
ディスプレイ...解像度が高いこともあり、綺麗でした。また、4:3ディスプレイで本を読むのに適しています。
- 軽量...300gを切り、もっとも軽量でした。20gがどれほどの差なのかは何とも言えませんが笑
- アクセサリーの豊富さ...iPadはアクセサリーが他2に比べて豊富なのが魅力ですね
懸念点
- 値段...懸念点というよりかは短所ですが、単に割高です。16GBだとほかの2機種と大差ありませんが、32GB以上になると高く感じました。
- SD無し...容量の追加ができないのは単純に不便でした。
結論
SDで容量追加できないのは、読書以外の用途をするには不便だと思い、購入をやめました。結局はAppleブランドプレミアムを払う気にはなれませんでした。
MediaPad
長所
- コスパがいい...少し価格的に割安であることからコスパは最高だったと思います。
- SDカードを使える...Zenpad同様容量を足せます
懸念点
- 実機に触れない...結局買うのであれば、メモリ3GB、容量32GBのものを買いたかったのですが、店頭販売がないことから動作確認ができませんでした。
結論
あくまで読書メインであるため4:3ではなかったのも買わなかった大きな要因ですがネットの評価も高く魅力的な商品でした。amazonで安く売られており、2台目として購入を検討しています笑
パフォーマンスレビュー
使用していて事前調査には含まれていない点、異なった点を良し悪しに分けて紹介したいと思います。
ポジティブな点
- 電池の持ちが思ったよりいい...ほぼ公称値に近いと思われ、動画を見ていても6時間は余裕で使えます。読書だけならば一日以上は余裕です。
- ブルーライトカット...アプリではなくプレインストールされているので画面全体をしっかりブルーライトカットされており疲れづらいと感じました。(アプリでは下部だけブルーライトカットできなかったりします)
- 持っていて疲れない...カバーは以下のものを使っています。1時間くらい持っていましたが疲れない軽さでした。本カバーは100g程度で軽いですが、他のカバーによっては300gのものもあり、せっかっくの軽さが台無しになると思われます。
ちなみにこちらのケースはマグネットで開閉されるタイプであるため、これを閉じるとZenpadは自動的にスリープになります。
ネガティブな点
- 縦置きができない(ケースの問題)...読書をするので縦置きのケースが欲しいのですが、これが存在しない点は参っています。
*1:各社サイトよりSPEC抽出